活動報告(ブログ)

こどもの声を「聴く」から「返す」へ!埼玉県草加市へ視察へ行きました

🏛 行政視察レポート

こどもの声を
「聴く」から「返す」へ

草加市こども未来部、草加市教育委員会を行政視察し、こどもの意見をまちづくりや政策へつなげる先進的な取り組みを学びました。

大東市議会議員 中村はるき

今回の視察で学んだ3つのポイント

🗣️
こどもの声を丁寧に聴く
💡
まちづくりへ反映する
🔄
結果をこどもへ返す
草加市役所を行政視察
草加市役所を訪問し、こどもの意見を政策やまちづくりへ反映する取り組みについて学びました。

🌱 草加市の「こどもまんなか」の取り組み

草加市こども未来部の皆様から、こどもの意見聴取、こどもファンド、家庭教育支援などについてご説明いただきました。 特に印象に残ったのは、行政が待っているだけではなく、こどもたちのいる場所へ出向き、丁寧に声を拾い上げようとする姿勢です。
草加市役所前での行政視察
草加市役所前にて。こどもをまんなかにしたまちづくりの先進事例を視察しました。
草加市議会議場での行政視察
草加市議会議場にて。こどもの声の聴き方、活かし方、返し方について考えました。

🚀 ワークショップ形式の「そうチャレ」

草加市では、こどもの声をワークショップ形式で吸い上げる 「そうチャレ」を設置しています。

今後、まちづくりに関するさまざまな場面においても、「そうチャレ」を通じてこどもの意見を聴いていくことが検討されています。

👧

こどもが主役

大人が決めた選択肢から選ばせるだけでなく、こども自身の考えや発想を引き出します。

🧩

対話で深める

ワークショップを通じて、こども同士が考えを共有し、意見を深めていきます。

🏙️

まちづくりへ

出された声を、行政施策や地域の取り組みへつなげることを目指しています。

👟 行政から出向く「出張ヒアリング」

草加市ならではの取り組みとして、行政職員がこどもたちのいる場所へ出向く 「出張ヒアリング」も実施されています。

行政が設定した会議やワークショップへ参加できるこどもだけではなく、より幅広く、多様なこどもの声を聴くためには、行政側から現場へ出向くことが重要です。

1

こどものいる場所へ
行政が出向く

2

安心して話せる環境で
本音を聴く

3

意見を整理して
政策につなげる

💰 こどもの挑戦を応援する「こどもファンド」

こども自身が考えた地域活動やまちづくりを応援する仕組みとして、高知市子どもまちづくり基金助成金事業、名取市こどもまちづくりファンド、そうかこどもファンドなどの事例について学びました。

草加市こども基金の財源
寄附金 約1,000万円

税金だけでなく、市民や企業などから寄せられた寄附金を財源として、地域全体でこどもの挑戦を支える考え方は、大変意義深いものです。

こどもファンドの大切な視点

  • こども自身が地域の課題を考える
  • こども自身が企画や提案を行う
  • 大人が一方的に決めず、挑戦を後押しする
  • こどもが「まちをつくる当事者」になる
今回、最も心に残った視点
「意見を聴くだけで終わらせず、
こどもへきちんと返していく」

こどもの意見がどのように検討され、何が実現し、何が実現しなかったのか。その結果をこどもへ返すフィードバック制度、あるいはプラットフォームの構築が重要です。

🔄 「聞きっぱなし」にしない仕組みへ

こどもの声を聴く取り組みは、全国で少しずつ広がっています。しかし、意見を聞いた後に何も伝えなければ、こどもから見れば「結局、何も変わらなかった」と感じてしまう可能性があります。

これまでありがちな形

  • アンケートを実施する
  • 意見交換会を開催する
  • 行政内部で検討する
  • 結果がこどもへ届かない

これから必要な形

  • こどもの意見を聴く
  • 行政が具体的に検討する
  • 採否や理由を分かりやすく伝える
  • 次の対話や参画につなげる

「あなたの意見を、このように受け止めました」

「この提案は、ここまで実現しました」

「今回は難しいですが、その理由はこうです」

こうした応答があってこそ、こどもは自分の声が大切にされたと感じ、行政や地域への信頼、そして次の参画につながります。

📜 良い取り組みを「普遍的な仕組み」に

「そうチャレ」やこどもファンドなどの取り組みを、一時的な事業や担当者の熱意だけに頼るのではなく、条例などによって普遍的な仕組みにしていくという視点も重要です。

市長や担当者が変わっても、こどもの意見を聴き、政策へ反映し、結果を返す仕組みが継続される。そのためには、理念だけではなく、実施方法や責任を制度として位置づけることが必要です。

視察で確認した主な論点

✍️

「子ども」と「こども」

漢字表記とひらがな表記をどのように使い分け、どのような考え方で「こども」と表記しているのか。

⚖️

権利救済の仕組み

こどもの権利条例において、相談や救済、第三者機関などをどのように考えているのか。

🏢

縦割りの克服

市長部局、教育委員会、学校などの間で、縦割りによる弊害はなかったのか。

🏠 家庭教育と学校・行政の連携

草加市の家庭教育では、親の学習講座や 「家庭・学校連携シート」などの取り組みについても学びました。

特に確認したかったこと

  • スクールソーシャルワーカーとの情報共有
  • 教育委員会と市長部局との連携
  • 家庭の課題を支援へつなぐ仕組み
  • こどもに関するデータ連携の考え方

こどもや家庭が抱える課題は、学校だけ、福祉だけ、家庭だけで解決できるものではありません。

支援が必要な家庭を早期に把握し、関係部署が情報を共有しながら伴走する仕組みが求められます。

🌈 大東市の取り組みに活かす

大東市では現在、こどもの権利条例の策定が進められています。

私自身も、こどもの声を大切にし、親子の対話を支える 「共同養育手帳」の作成を進めています。

📘

共同養育手帳が目指すもの

こども自身が、自分の気持ち、希望、成長の記録を手帳へ書き込み、それを親子で共有する仕組みです。

  • こども自身が思いを書き込める
  • 親がこどもの気持ちを知ることができる
  • 親子で成長や希望を共有できる
  • こどもを支援の対象ではなく、主体として巻き込む

こどもをまんなかにするためには、行政制度を整えるだけでなく、こどもに最も近い親子関係が良好であることが大切です。

草加市で学んだ「こどもの声の聴き方、活かし方、返し方」を、大東市のこどもの権利条例や共同養育手帳の制度設計にも活かしていきます。

今回の視察で学んだこと

聴く・活かす・返す

こどもの意見を聴くことがゴールではありません。その意見を政策へ活かし、結果をこどもへ返すことで、こどもがまちづくりの当事者となります。

本日学ばせていただいた内容を、大東市の政策へしっかりとつなげてまいります。

草加市こども未来部、草加市教育委員会の皆様、ありがとうございました。

👤

大東市議会議員 中村はるき

こどもをまんなかにしたまちづくり、共同養育、教育政策、行政改革などに取り組んでいます。現場の声を政策へつなぎ、大東市の未来をつくります。

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