活動報告(ブログ)

政策実現報告

学校プールの民間活力導入が実現|令和5年3月の一般質問からモデル事業へ、市試算では20年間で約9.65億円の財政削減効果

政策実現報告|学校教育 × 公民連携

学校プールを「持つ」から
民間施設を「活用する」選択肢へ

令和5年3月議会で「学校プール」を取り上げてから、老朽化・猛暑・維持管理費という課題の検討が進み、令和7年度には大東市で民間プールを活用した水泳授業のモデル事業が始まりました。

大東市の学校プールは、施設の老朽化に加え、猛暑や雷などによって屋外で予定どおり授業を実施しにくいという課題があります。 そこで議会では、学校ごとにプールを保有し続ける方法だけではなく、 民間の屋内温水プールを活用する方法も含め、教育環境と将来コストの両面から比較する必要性 を取り上げてきました。大東市教育委員会は、その後、具体的な中長期試算とモデル事業に進んでいます。
20-YEAR COST ESTIMATE 市の試算で見えた「20年間のコスト差」
全ての学校プールを改修して継続利用 約20億8,700万円 改修費を含む20年間の運営経費
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老朽化校を中心に民間プールを活用 約11億2,200万円 改修を行わない場合の20年間の経費
両試算の差額 約9億6,500万円 大東市教育委員会の中長期概算試算を単純比較

※これは「既に9億6,500万円削減できた」という実績額ではありません。市教育委員会が今後の方針検討用に作成した20年間の概算試算の差額です。市も、物価変動を考慮していない試算であると説明しています。

議会質問からモデル事業まで

令和5年3月22日

一般質問で「学校プール」を取り上げる

中村晴樹が大東市議会一般質問で「学校プールについて」を質問。学校プールのあり方を議会で取り上げた起点として、その後の検討につながっていきます。

令和6年9月26日

老朽化と民間委託を具体的に検証

市は、新設・改修から40年以上経過する学校プールが10校あると説明。水漏れ、ろ過装置の故障、給水管の漏水などの老朽化と、将来の更新費用を課題として示しました。同時に、民間プール委託を含む中長期コストの比較が示されました。

令和7年度

民間プール活用モデル事業がスタート

大東市教育委員会は、市内・市外の4施設を活用し、8校でモデル事業を開始。5月から11月までの水泳授業を予定し、バス移動や民間スタッフとの指導・評価の方法について、課題と成果を整理することとしました。

令和8年3月議会

次の論点は「全校活用」へ

令和8年3月議会では「民間プール授業の全校活用」が議会の論点として取り上げられており、モデル事業から今後の展開を検討する段階に入っています。

民間プール活用で期待される4つの効果

☀️猛暑・雷対策

屋内施設のため、気温・雷・雨など天候の影響を受けにくくなります。

🏊専門的な指導

民間スタッフと連携し、泳力別の小グループ指導などを行うことができます。

🔧老朽化対策

大規模改修が必要な学校について、施設を更新し続ける以外の選択肢になります。

💰中長期コスト

市試算では、20年間の運営経費は民間活用を組み合わせた方が低くなる見込みです。

令和7年度モデル事業の契約額

契約先契約額(税込)
株式会社COSPAウエルネス6,314,495円
コナミスポーツ株式会社15,145,416円
株式会社ザ・ビッグスポーツ3,637,040円

確認できる3契約の合計:25,096,951円(約2,510万円)

「約9.65億円」は“効果額”ではなく、現時点では“試算上の差額”

令和7年度のモデル事業は8校・4施設で行われた段階であり、20年間の試算と単年度のモデル事業費を直接比較することはできません。今後、対象校の拡大、バス移動費、委託料、既存プールの改修・廃止時期などを含めて、実際の財政効果を継続的に検証する必要があります。

この政策の現在地

大東市の公式資料から確認できる現在地は、次のとおりです。

  • 令和5年3月、中村晴樹が一般質問で「学校プール」を取り上げた。
  • 令和6年9月、市が老朽化状況と20年間の中長期コストを具体的に試算した。
  • 市試算では、全校プールを改修・継続する場合と、老朽化校を中心に民間活用する場合の差は約9億6,500万円。
  • 令和7年度、8校・4施設で民間プール活用モデル事業が開始された。
  • 今後は、教育効果、安全性、移動時間、委託費、教職員負担、中長期財政効果を継続して検証する段階にある。

議会・大東市公式資料

数字や経緯は、以下の公式資料をもとに整理しています。

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