活動報告(ブログ)

政策実現報告

大東市の庁舎・学校の電気代を年間約1,000万円削減|木質バイオマス発電を活用

政策実現報告|行財政改革・環境

庁舎・学校の電気代を削減
市内の木質バイオマス電力を活用

電気代 約10%削減
年間 約1,000万円の経費削減へ

平成29年6月・9月議会で環境施策と公共施設の効率化を質問
→ 平成30年4月から市庁舎・学校等への電力供給開始

この政策実現を3点で

① 平成29年6月議会
「クールチョイスの取り組み内容について」を一般質問

② 平成29年9月議会
「公共施設全般の効率化目標の設定について」を一般質問

③ 平成30年4月
市内の木質バイオマス発電による電力を、市役所や学校などの公共施設へ供給開始

きっかけは「環境」と「行政コスト」の両立

大東市には、市内で発生した木くずや剪定枝などを資源として活用し、 木質バイオマス発電を行う施設があります。

せっかく市内で電気をつくっているのであれば、 その電気を市内の公共施設で使う。

環境負荷を減らすだけではなく、行政コストの削減にもつなげられないか。

私は、こうした「環境政策」と「行財政改革」を別々に考えるのではなく、 同時に進めることが重要だと考え、議会で取り上げてきました。

平成29年6月議会一般質問

2017年(平成29年)6月定例月議会

「クールチョイスの取り組み内容について」

平成29年6月定例月議会の一般質問で、 私は「クールチョイスの取り組み内容について」を取り上げました。

CO₂排出量を減らすために、市民への啓発だけで終わるのではなく、 自治体自身が公共施設のエネルギー利用をどう変えていくのか。 行政自らが具体的な行動を示す必要があります。

この時期に示された行政方針

大東市は2017年度版「だいとうエコアクションプラン」において、 再生可能エネルギーを活用した「電力の地産地消」を検討し、 地球温暖化対策に資する電力供給体制を構築する方針を示しました。

平成29年9月議会でも公共施設の効率化を質問

2017年(平成29年)9月26日 一般質問

「公共施設全般の効率化目標の設定について」

さらに平成29年9月26日の一般質問では、 「公共施設全般の効率化目標の設定について」を取り上げました。

公共施設は建設費だけではなく、 電気代、維持管理費、修繕費など毎年多額の費用が発生します。

だからこそ、施設を維持することを前提とするのではなく、 「どうすれば毎年発生する行政コストを下げられるのか」 という視点が必要です。

そして平成30年4月、実際の電力供給がスタート

政策のその後

平成30年4月
大東市内の公共施設への
木質バイオマス電力供給が開始

2018年(平成30年)4月から、 市内の木質バイオマス発電所で発電した電気が、 大東市役所本庁舎や学校などへ供給されることになりました。

市内で生まれた木質資源を市内で電気に変え、 その電気を市内の公共施設で利用する。

まさに「電力の地産地消」です。

結果|年間約1,000万円の電気代削減

電気料金
約10%削減
年間経費
約1,000万円削減

2022年7月にテレビ朝日が大東市の木質バイオマス発電を取材した際、 大東市では公共施設や学校にバイオマス電力を導入し、 電気代がおよそ10%、年間約1,000万円の経費削減につながっている と報じられました。

環境施策というと「費用がかかる」というイメージがあります。

しかし、この取組は逆です。

地域の木質資源を有効活用する。
CO₂削減につなげる。
そして、市の電気代も削減する。

環境政策と行財政改革を同時に進めることができた事例だと考えています。

大東市内で電気が循環する仕組み

公園・街路樹・建設現場などから出る木質資源

↓

燃料となる木質チップへ

↓

大東市内の木質バイオマス発電所で発電

↓

市役所・学校など大東市の公共施設へ

環境省による取組紹介では、 大東市内の公共施設から出る木質廃棄物などを資源化し、 BPS大東で発電した電力をグリーンパワー大東が公共施設などへ供給する 地域循環型の仕組みとして紹介されています。

動画で見る|当時の関連映像

YouTubeチャンネルにも、この取組に関連する動画を掲載しています。 下の動画は関連部分の45秒地点から再生します。

▶ YouTubeで動画を見る

埋め込み動画が表示されない場合はこちらからご覧ください。

政策実現までの流れ

平成29年6月
一般質問「クールチョイスの取り組み内容について」
平成29年度
「だいとうエコアクションプラン」で再生可能エネルギーを活用した 「電力の地産地消」を検討する方針
平成29年9月26日
一般質問「公共施設全般の効率化目標の設定について」
平成30年4月
大東市庁舎・学校等への木質バイオマス電力供給開始
その後
公共施設・学校への導入が進み、 電気代約10%・年間約1,000万円の経費削減につながったと報道

大きな改革だけが行財政改革ではありません。

毎年支払っている電気代や施設管理費など、 行政の固定的な支出を一つずつ見直す。

そして、単に安くするだけではなく、 地域資源の循環や環境政策にもつなげていく。

これからも、持続可能な市政運営につながる制度や仕組みを 議会から提案していきます。

主な確認資料
・大東市議会「発言通告要旨」平成29年6月・9月定例月議会
・だいとうし議会だより 2017年8月号
・だいとうエコアクションプラン
・近畿経済産業局 木質バイオマス事例報告
・株式会社都市樹木再生センター「木質バイオマス電力の供給開始」
・環境省 グッドライフアワード「地域から地域へ~木質資源の地産地消」
・テレビ朝日「再生エネルギー最前線『バイオマス発電』」2022年7月3日
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