活動報告(ブログ)

政策実現報告

スクールソーシャルワーカーの常勤化を実現

政策実現報告|SSWリーダー常勤化 × 教育 × 福祉 × 家庭支援

子どもを支える専門職を、
ひとりにしない。

スクールソーシャルワーカーを束ねる「SSWリーダー」の常勤化が大東市で実現。 複雑化する不登校、家庭課題、福祉課題に継続的・機動的に対応できる、常勤リーダーを核としたチーム支援へ。

私が政策として求めてきたのが、スクールソーシャルワーカー(SSW)を束ねるリーダーの常勤化です。 SSWは、学校だけでは解決が難しい子どもや家庭の課題に対して、福祉制度、家庭、地域、関係機関をつなぐ専門職です。 大東市ではSSWの配置拡充が進む一方、経験年数の浅い職員も増え、複雑・多様化する相談に対して、 経験ある専門職が常時相談を受け、助言・情報共有・共同対応・関係機関との調整を継続的に担える体制が必要になっていました。そこで、SSWリーダーを常勤化し、現場を支える中核機能を強化することを求めてきました。
図解①|政策実現の全体像 大東市のスクールソーシャルワーカー体制とSSWリーダー制導入までの流れをまとめた図解
令和5年度の課題から、全小学校への専任配置、SSWリーダー制導入、そしてリーダー常勤化までの流れを整理。

議会で何を問い、市はどう動いたのか

令和5年12月14日 一般質問

中村晴樹の問題意識

「学びへのアクセス100%」を実効性あるものにするには、 SSWを各校に置くだけでなく、常勤のリーダーを置き、難しいケースへの助言や人材育成、学校間の支援のばらつきを抑えるために、経験あるSSWが全体を束ねる機能が必要ではないか。 こうした観点から、SSWの配置拡充に加え、リーダーの常勤化による支援体制の強化を議会で取り上げました。

市の公式整理①|令和5年度の課題

「10名にとどまり、2校は兼務」

大東市教育委員会は、令和5年度の状況について、 SSWの継続的な人材確保が難しく、雇用は10名にとどまり、2校については他の小学校と兼務する配置になったことを課題として整理しました。 つまり当時は、まず「全小学校に専任配置すること」自体が課題でした。

令和6年度の市の方針

SSWを12名任用し、各小学校に専任配置。 学校勤務だけでなく、ネウボランドだいとうでの相談支援や家庭教育支援チームの中心として、 学校・家庭・地域の橋渡し役を担う体制へ拡充しました。

次に見えた課題

全12小学校への専任配置は実現した一方、 経験年数の浅いSSWが多く、複雑・多様化する相談に柔軟に対応できる 市全体の支援体制づくりが新たな課題として明確になりました。

市の公式整理②|令和7年度

答えとして示された「SSWリーダー制」から、常勤化へ

令和7年度の教育大綱実施計画で、市は 「SSWを束ね、中心的な役割を担うリーダー制」を導入する方針を明記しました。さらに、その中核となるSSWリーダーの常勤化が確定し、単なる制度導入から「常時支える体制」へ強化されています。 具体的には、リーダーが各学校のSSWに助言し、必要な事案には共同して対応し、 課題解決のためのプランニングを支援する体制です。

そして、市自身が「効果」を確認

令和7年度の取組状況では、SSWリーダーを新たに配置した結果、 SSWからの相談や情報共有が円滑になり、必要な助言や共同対応を迅速に行えるようになったことで、 問題解決に向けた効果的な支援につながったと、市教育委員会が成果として整理しています。

WHAT IS SSW? スクールソーシャルワーカーとは?
🏫

学校と家庭をつなぐ

保護者と学校の間に入り、子どもが安心して学校生活を送れるよう調整や支援を行います。

🤝

福祉・地域につなぐ

生活上の困りごとに応じて、利用できる制度や支援機関、地域資源につなぐ役割を担います。

🧩

背景から課題を考える

不登校や生活上の問題を本人だけの問題にせず、家庭環境や社会的背景も含めて支援を組み立てます。

図解②|SSWがつなぐ支援 学校・家庭・福祉・地域・行政をスクールソーシャルワーカーがつなぐ子ども支援ネットワークの図解
SSWは学校だけで完結せず、家庭・福祉・地域・行政などをつなぎ、子どもを中心に支援を組み立てます。
WHY A LEADER? なぜ「リーダー」が必要だったのか
これまでの課題

SSWを増やすだけでは足りない

  • 経験年数の浅いSSWが増えていた
  • 相談内容が複雑・多様化していた
  • 難しいケースを一人で抱え込むリスク
  • 学校ごとの対応力に差が生じる可能性
→
リーダー常勤化後

常勤リーダーが「チームの力」を支える

  • 常勤リーダーによる各校SSWへの専門的な助言
  • 困難ケースへの迅速な共同対応
  • 課題解決のプランニングを支援
  • 市全体の支援の質を底上げ
図解③|なぜSSWリーダーが必要か 経験の浅いSSWや複雑な相談に対応するためSSWリーダーが助言・共同対応・情報共有を担う仕組みの図解
各校SSWを孤立させず、常勤リーダーが助言・共同対応・情報共有・関係機関との調整を継続的に担う仕組みを図解。
POLICY TIMELINE 大東市の体制はどう変わったのか
令和5年度

SSWは10名体制、2校は兼務

大東市教育委員会の令和6年度実施計画では、令和5年度はSSW10名の雇用にとどまり、 2校分については他小学校と兼務するSSWを配置したことが課題として整理されています。

令和5年12月14日

一般質問で支援体制の強化を提起

中村晴樹は令和5年12月定例月議会の一般質問で、教育・子育て支援施策の進捗を取り上げ、 SSWを束ねるリーダー機能の強化を政策課題として求めてきました。

令和6年度

12名体制となり、全小学校に専任SSWを配置

令和7年度教育大綱実施計画では、令和6年度にSSWを12名体制とし、 市内12小学校すべてに専任のSSWを配置できたことが成果として示されています。 一方で、経験年数の浅いSSWが多いことが新たな課題として挙げられました。

令和7年度

「SSWリーダー制」を導入、さらに常勤化へ

大東市教育委員会は、SSWを束ねるリーダーを配置し、各学校のSSWへの助言や共同対応を制度化しました。さらに、リーダーの常勤化が確定し、日常的な相談・判断支援・関係機関との調整を継続的に担える体制へ強化されました。

令和8年度予算

常勤リーダーを核に支援体制を継続・強化

令和8年度当初予算の査定資料でも、 「リーダー導入により各SSWの負担が軽減されること」を前提とした記述があり、常勤化したリーダーを核として、各SSWを支える運営を継続・強化していく段階に入っています。

令和7年度 大東市教育委員会だより SSW 13名

令和7年度には13名のスクールソーシャルワーカーが小学校を中心に勤務。 「人数を増やす」段階から、常勤リーダーを置き「専門職同士をつなぎ、支援の質を継続的に高める」段階へ進んでいます。

中村はるきが目指したこと

「専門職を配置して終わり」ではなく、常勤リーダーが専門職を支え続ける仕組みまでつくる。

① 難しいケースを一人で抱え込ませない

経験ある常勤リーダーが日常的に相談に入り、判断・整理・支援計画づくりを支える体制が必要です。

② 支援の質を学校によって変えない

各校に配置されたSSWが同じ方向性で動けるよう、常勤リーダーを軸に市全体で専門性を共有することが重要です。

③ 学校だけで問題を抱え込ませない

教育、福祉、こども家庭、地域資源をつなぎ、子どもと家庭の課題を横断的に支える仕組みにします。

④ 予防・早期支援へ

問題が大きくなってから対応するのではなく、学校や家庭の小さな変化を早く見つけ支援につなげる体制を目指します。

議会・大東市公式資料

経緯と現在の体制は、以下の公的資料から確認できます。

常勤リーダーが、子どもを支える人を支える。

学校に専門職を増やすことは大切です。 その次に必要なのは、常勤のSSWリーダーを核に、専門職同士が日常的に相談し、困難事例にチームで対応できる仕組みです。 子どもと家庭がどの学校にいても必要な支援につながる体制を、これからも充実させていきます。

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